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Rice Hugger

通常Tree Huggerというと、環境に優しいヒッピーっぽい人を指しますが、
「木を植える男」ならぬ「米を植える男」


週日は(多分)東京で働いて、週末に千葉の田んぼに通って稲作。
東京はいるだけで忙しいところなのに、考えているだけじゃなく
実際に腰を上げて実行に移すエネルギーがすごいと思いました。


一世代前だと、都会から田舎に通って手作りの家を建てた
オークビレッジの稲本兄弟を思い浮かべますが、
コラムの「農薬なし肥料なし」というのを見て
久々に「スローフードな日本!」(島村菜津)を引っぱり出してきました。


食べているごはんがどこからどう来ているのか、
どうして日本の野菜から味が消えてしまったのかなどの原因を元までを辿って、
それに対してもともとあった味を復活・守っていこうとしている農家や個人を取材した本です。
無農薬米を日本の自然環境下で育てるのがどれだけむつかしいかも書かれています。


この中にカナダ・サスカチュワンの
カノーラ農家パーシー・シュマイザーの話も出てます。

ごぞんじモンサントVS.シュマイザー事件のご本人で、
モンサント社の
「農薬に倒れないスーパー菜種」
が風に乗って彼の農地に根を下ろし、
ある日法外な請求書がモンサントから来たというのが発端の、
最高裁まで行ったケースです。


以前メルボルンの「スローフード祭」パンフに見たことのある名前が載っていたので
よく読んでみたら、モンサント事件のシュマイサーさんでした。
ゲストスピーカーで呼ばれた彼が公演した内容とほぼ同じものが日本語でみられます


当時オーストラリアは、それまで守ってきたGMをなぜ今合法化?
という時期で、彼がスピーカーとして呼ばれたように
かなり反対が強かったんですが、
(結局法案は通ってしまったと思う)
以来スーパーに行くといたる商品に「GM不使用」表示が目立って多くなり、
有機栽培ものの商品もかえって増えてきました。
反発が即商品に現れるのがオーストラリアのいいところかもしれない。


こうやって講演を続けてくれたり、米作りを自分でやる人がいたり
行動して体現する人を見ると、
凡人でも「できるところからやろう」とやる気が出るので、
こういうエネルギッシュな人たちの存在はありがたいです。

10 09 20





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# by aquinoaqui | 2012-06-17 15:37 | 環境

D.スズキ関係の本。

最近D.スズキ基金のニュースレターに紹介されていた本
Last Child in the Wood Richard Louv著 
副題の「子供たちを自然欠陥症から救う」というのに反応して調べてみたら、
1年前に刊行されていたので、図書館で借りられました。
完読なるか?


ついでといってはなんですが、ほかのD.スズキ関係の本。(ちょっと古いけど)




Tree(共著)

D.Suzukiが、彼のコテージにあるDouglas-Fir(米松:米北西部生息の常緑高木)
について書いた本。
周りの環境と樹がどのような仕組みで相互依存しているのかがよくわかります。
土の中の菌が鉱物その他の養分を分解して樹にわたし、
樹が二酸化炭素と水から作った糖分を菌にわたす話と、
クロロフィルが赤血球にあたる話が好きです。

時々公園で寝っ転がって樹を見ていると、
どうして天井の方向がわかるのかと不思議に思っていましたが、
あれは重力で分かるそうです。(気が付かなかったのがばかみたい)

このTreeとあわせてSacred Balance
も読むと、他の植物と周環境の関係が分かっておもしろいと思います。
私はこの本を基に作られたドキュメンタリーを見てたんですが、
水とバリの田んぼの話(パート2の終わりから3にかけて)
がとてもすきです。




Good news for a change (共著)

これも、自然のシステムを世界中(主に北米)の個人やグループの経験を、
報告のかたちをとって、わかりやすく書いてあります。
多くは、自然保護ではなく汚染や人工化によって行き詰った農業法や漁業法を発端に
いろいろな試行錯誤の中で見えてくる本当の自然の仕組みのはなしです。
長い目で自然を相手に計画を遂行する忍耐力と想像力を持った人々に感銘します。
これに、島田菜津の「スローフードな日本!」を読み合わせると
遠い話題を日本に寄せて感じられるかも。




David Suzuki (自伝)

おもしろいです。
やはり逸材は一代で培われるものではなく、
遺伝子+育った環境が人格形成に隅々まで関わるんだなあというのが感想。
家族の話がたくさん出てきます。
同時に、第二次世界大戦中の日系加人としてのキャンプでの体験が、
現在の活動の原動力の根源のようにも見えます。
あのリュウマチ(だと思う)で曲がった指を見ると、
「怒りは最大の原動力」だとおもう。

2007 02 06






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# by aquinoaqui | 2012-06-17 15:25 | 環境

京都協定 (2006年D.スズキ氏来豪の際のおはなし)

当時、ダウンアンダー訪問中だったD.スズキ氏のプレス応答質疑。
ちょっと古い話題ですが、特に原発については、いまでも参考になると思います。


現在、京都協定未署名国は、米国と2011年末に再度署名拒否を表明したカナダです。
2006年当時、オーストラリアは京都協定に未署名3カ国のうちのひとつでした。


当時、オーストラリアの人口当たりの二酸化炭素排出率世界2位。(!)
(ちなみに第一位はルクセンブルグ)
当時の豪州首相J.Howerd氏によると
「排出量減少目標を達成するには経済負担が大きすぎるから」
地球が危ないのに自国の経済問題。


もうひとつの署名しない理由は
「中国やインドが署名していないのに何で排出量1-2%(数字は少し怪しいです)
のオーストラリアが署名しなくてはならないのか?」

工業先進国が起こした問題だから、
まずはその先進国が署名して姿勢と行動を表すべき、
というのが京都協定の意義のようです。


オーストラリアは決して大きな先進国ではないけれど、
足並みを揃えてのちに中国、インド、アルゼンチンなどの参加を説得しなければならないので、
そういう象徴的な意味でオーストラリアの参加は発展国に対して重要であるとのこと。


本当は、世界のCO2排出量の25%を長きに渡り誇り、
未だ反省の色が見られない米合衆国の某大統領(当時)
みたいなヘンな大統領がまた選出されたら、
他国の市民としては困るなあと思ったので
「次回合衆国大統領選挙は合衆国民以外の投票で」
というトピックを立てようと思っていたのですが、実は地元(豪州)の首相がIQ5だった。とほほ。

「次回豪州首相選挙は豪州民以外の投票で!」




-原子力発電について

鈴木氏は全面反対派ではないとのこと。が、理想を言えばやはり拡散供給型がいいらしいです。
その理由は


1)高い
建設時には「豊富な資源で安価なので、建設料だけ払ってもらえれば電気代は請求しません」
と言って建てられたオンタリオ州の負債額は現在約400億ドル。

そのほとんが、州電力40%を賄っている発電所の建設料約400億ドル(約3兆6000億円)
だそうです。
現在州民が毎月せっせと税金でこの借金を返済中。


2)一箇所集中の電源に依存すると、非常時の損害がでかい
上記のオンタリオ州では、放射線漏れやその他の故障で炉が閉鎖するたびに、
臨時供給源として他国から電気を買っているそうですが、炉が通常運転を再開する数ヵ月後には、
その請求額が何百億ドルに上っているそうです。


3)安全性
これは北米らしい問題ですが、テロから原発を守るために本気で警備するとしたら、
莫大な費用がかかるとの事。ちなみに現在のオンタリオの原発所の警備体制下では
外部者の侵入は異常に簡単だそうです。


4)安全性-廃棄問題
放射線を通さない地質として廃棄物破棄所に選ばれたコロラド州のヤカ平野。
早速興味を持った学者が現地の石を切り取って放射線物質を注入したところ、
予想とは全く違う、年間1マイル半(約2.5Km?)の速さで放射線物質が浸透していったそうです。


基本的に、科学は、実験室内の実験に基いた応用で発展してきたそうです。
が、実際には実験結果と、自然環境下での数字には大きく隔たりがあることが多く、
上記のヤカ平野は典型例のようです。


地球温暖化については
「An Inconvenient truth」またはhttp://www.climatecrisis.net/参照。
CO2の最大排出元の企業を問題にしていない点が批評され、
A.Goreの自己満足作品になっているので劇場鑑賞はどうかなあと思いますが、
DVDでの鑑賞はお勧めします。


ちなみに、リオの地球サミットの際、Severnの演説後最初に声をかけに来たのがA.Goreだったそうです。
フロリダ戦のこと(そんな昔の事...)を思い出すと今でも納得いかないんですが、
もしかして米大統領になるにはまともすぎたのかも(?)

2006 11 04






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# by aquinoaqui | 2012-06-17 13:17 | 環境

       これはもはや食べ物ではなく放射線廃棄物です

      
      「福島第一原発周辺、放射能分析値のミス94件」のニュースに

      コメントをされた方のページから、更にたどり着いたサイトの記事
                    
      サイト右上の”15基、原発は止められる”というのも、

      ぜひクリックして見てみてください。


      「停止中の原発を再稼働させなければ、来年中にすべての原発 を止められる」
      
      では、54基あると言われる日本の原発は現在17基しか稼働していないという

      意外な数の原発も、4月までに定期検査で止まる、と書かれています。

      稼働中のものを止めるのは難しくても、

      停止しているものを再稼働させない努力はできるんじゃないか、という現実的な

      原発廃止の論旨。


      この情報を「喜納昌吉チャンプルーズのブログで知った、と書いてあったので、

      他の記事も読んでみました。

      あらためて尊敬!ウチナンチュ。






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# by aquinoaqui | 2011-08-31 12:03 | ごはん

国勢調査

英語では「census」といいます。
A4より縦が若干長め(なんのため?)の18ページ綴りの回答紙が配られたが、
今回はオンラインでもできる。

面白いのは、家族の国籍、出身国、家での第一言語、などに約1ページ8項目も割かれているところ。
国民の20%が海外生まれだから当然か。


ちなみに、「家族の出身地は?」の選択項目は

オーストラリア
イギリス
ニュージーランド
イタリア
ベトナム
スコットランド
その他

となっていて、そのほか「家庭内で英語以外で使われる言語は?」は

英語のみ
イタリア語
ギリシア語
広東語
アラビア語
中国語
ベトナム語
その他

「先祖は?」(二系列まで)は

イギリス人
アイルランド人
スコットランド人
イタリア人
ドイツ人
中国人
オーストラリア人
その他*

*の書き込み例として挙がっているのが、
ギリシャ人、モン族、ベトナム人、オランダ人、クルド人、マオリ族、レバノン人、
南海諸島オーストラリア人。
モン族(Hmong)クルド人(Kurdish)は初めて見たのでどこだか分からなかった。
(Hmongなんて発音?? こういう時音表記の日本語は便利です)
モン族はベトナム、ビルマから来た人達らしい。

次が宗教項目で、カソリック、英国教会、ユナイティング教会(日本語だと何でしょう?)
プロテスタント、仏教、ギリシア正教会、イスラム教、バプテスト、ルター派、その他。


そういえば、近年論点になっているのがブルカの着用の是非。
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反対派の言い分は警備上の煩雑と、一般常識の服装の範囲を超えている点。
たとえば「素っ裸で道を歩いても、通報の対象になる。それとおなじ論理」とか。

通常顔を隠すのは、面が割れると困る銀行強盗などで、
だからなのか、それとも本能からなのか、なんとなくまわりの人を不安にする。
銀行や空港で本人確認の際は、別室で立ち会い職員は女性限定。

推進派(着用している人)は、宗教の自由と、
犯罪を犯すのにわざわざあんな目立つ格好をしてするやつがあるか、という論旨。

「でもさ、イスラム圏に行ったら外国人でも女性には服装の規制を課すんだから、
オーストラリアに来るならオーストラリアのルールに従うべきだよねえ」

豪に入っては豪に従え?
個人的には、日によって反対なような気がしたり、賛成だったり。

多民族運営の国では、こういうところにエネルギー費やしてて面白いです。





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# by aquinoaqui | 2011-08-03 12:05 | 文化/異文化