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最近は少ないけど ーオーストラリアの山火事について

以前D.Suzukiの番組「The Nature of Things」に
「コントロールファイヤー」を扱った回がありました。
Black Saturday(土曜日に起きたから)と呼ばれる火事の後、
森林保護目的で禁止されている
「コントロールファイヤー」の是非が問いただされています。


オーストラリアでは原住民のアボリジニによって、
焼畑に似たコントロールドファイヤーと呼ばれるものが伝統的に行われています。
乾燥に強く、種子を守る殻が硬いなど
オーストラリア原種の植物は火に焼かれないと発芽が促進されないものが多くあります。
極度に乾燥した気候と、高発揮性のユーカリやティートゥリーの林に囲まれた
自然発火の多い環境に適応した結果生まれたものといわれます。


当土曜日は最高気温46.4度、最大風速が100kmに昇ったと伝えられ、
181人の火災死亡が確認さました。
どれだけ火の手が速かったのかは、たくさんの遺体が道路の車中から発見されていることから想像できます。こうした方々は火に巻かれる前に脱水が原因で亡くなったとも推測されています。
被災地から30キロほど離れた住宅街でも強風は熱く、
開けた瞬間眼が乾燥してしまうので屋外を長くは歩くけませんでした。


発火しやすい植物をあらかじめ燃やすコントロールドファイヤーは、
植物の再生を促進すると共に、防火の役割も果たしていましたが、
現在のビクトリア州では環境保護目的で立入り禁止区域を広く設けているため、
区域内でのコントロールドファイヤーや昔ながらの火災防止の為の伐採
(または暖炉にくべる落ち枝の採取を含む)も禁止され、
長く放置された枯れ木や落葉が燃料源になり、
被害の拡大原因になったことが指摘されています。


4万年前から住んでいたといわれ、文明を持たず自然と共存してきた人たちの智恵を、
森林を伐採しつくしたところから始まったヨーロッパ起源の環境保護で統治した結果が
今回の土曜日というのは、皮肉というか、教訓というか。


2002年に、防火目的で自宅周辺林伐採し、
約50,000ドル(現在の円で約300万)の罰金を課せられた家は、
この火災で生き残った数少ない一軒です。

09 02 13





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by aquinoaqui | 2012-06-17 15:45 | 環境