観てきました。
受賞翌日、しかも映画デーの火曜日と重なって
珍しく映画館も込んでました。
単に話題作りのために初の女性監督を選んだのかもしれませんが、
こういうベルリン映画祭系の映画にアカデミーが賞を与えることによる
宣伝効果は絶大なので、すなおに喜ばしい。
ざらっとした風景の、
根気ある仕事振りが画像の厚みに現れた
ドキュメンタリー風のフィルムです。
(そういう意味ではアバターにも作品賞あげたかった)
冒頭15分見逃してしまったんですが、
"The rush of battle is a potent and
often lethal addiction, for war is a drug."
という、原作本(War Is a Force That Gives Us Meaning)
からの引用で始まるそうです。
(いい訳知ってる方はぜひ!教えてください)
これを知らずに観ても、鑑賞後感はまさにこのとおり。
戦争も、クスリや酒、カフェインや他の嗜好品と一緒で、
政治的内容があるわけじゃなく、
ただ単に需要に応じて供給するとこうなる。
よくADHD人口に白人、金髪男子に多いといわれますが
これを観て初めて、
寒い地での狩猟生活で生き残るために
自己改良していった結果が白人種だったんだなあ、と納得。
現代では、暖かい、狩に出なくていい温室で
こういった子供たちが行き場をなくして力を持て余している。
亜熱帯農耕民族系の食餌(例えば伝統的な日本食など)が
現代病にいいといわれるのも、こういう理由からです。
燃料性の高いコーク、バーガー、ポテトと反対に、
豊富な植物性たんぱく質とミネラルで
余分な熱を取って、ストレス、炎症系症状を抑える。
悲しい後感と共に、不必要な戦争を
「こういう切り口もあるのかー」という
今までなかった角度から描いたこの映画で、
なぜいまだにアメリカが戦争をやめられないのか、
腑におちました。
よろしかったら、どれでもぽちっとおねがいします。
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